橋本大輝選手は、2021年に開催された東京オリンピックに出場し、体操男子個人総合で金メダルを獲得しました。
2024年のパリオリンピックでも金メダル候補として注目される日本体操界のエースです。
男性としては小柄な上、まだ若い橋本大輝さんですが、ダイナミックな演技が魅力的で、体操選手として輝かしい経歴と実績を持っています。
本文ではそんな橋本大輝さんについて、より詳しくまとめていきますので、どんな選手なのかチェックしてみてください。
橋本大輝のwikiプロフィール!
基本プロフィール
- 出身地:千葉県
- 生年月日:2001年8月7日(2024年7月現在22歳)
- 身長:167.5cm
- 体重:57kg
- 種目:体操競技
- 出身大学:順天堂大学
- 所属先:セントラルスポーツ
- オリンピックの成績:金メダル2個、銀メダル1個
2021年の東京オリンピックでは、男子個人総合と男子種目別鉄棒で合計2つの金メダルを、男子団体で銀メダルを獲得しています。
19歳355日での男子個人総合の金メダルはオリンピック史上最年少でした。
若干22歳(2024年7月現在)ながら、オリンピックの舞台でも躍動した橋本大輝さん。
最年少記録でのオリンピック個人総合優勝には、その底知れない才能と実力を感じさせますね。
橋本大輝は身長167.5cmで体重は57kgの小柄体型?
身長167.5cm、体重57kgと公表されている橋本大輝さん。男性としては少し小柄です。
厚生労働省の2019年の調査では、日本の20代男性の平均身長は171.5cm、体重は67.6kgという結果が出ています。
統計から見ても、橋本大輝さんは少し小柄です。
しかし、体操選手には小柄な方が多いため、体操選手としては決して小柄ではなさそうです。
例えば体操界のレジェンド、内村航平さんは身長162cm、元体操選手で種目別床などで世界で大活躍した白井健三さんは161cmと公表しており、日本人男性の平均身長と比べるとかなり小柄です。
ですので、橋本大輝さんの体格は体操選手としては決して小柄とは言えなさそうです。
下の写真はほかの体操選手と並んだ橋本大輝さん(写真向かって1番右)。
とはいえ、やはり一般的な日本人男性よりは小柄。
少し小柄でありながら、ほかの有名日本人選手よりは背が高めの橋本大輝さんの演技の魅力は、難易度の高い技を使ったダイナミックさにあると評判です。
橋本大輝さんの演技の特徴は、難易度の高い技に果敢に挑戦する点にあります。
ダイナミックかつ身軽に高難易度な技を繰り出す橋本大輝さんは、体操選手としてバランスのいい体格をしているのかもしれません。
動画は2021年世界体操での映像です。
難しいとされるダイナミックな離れ技に何度も挑戦しながらも安定した演技が印象的です。
橋本大輝の経歴や実績まとめ!
ここからは橋本大輝さんの経歴と実績をまとめました。
オリンピックはもちろん、国内外様々な大会で好成績を残しています。
経歴
学校・所属
- 香取市立佐原中学校
- 船橋市立船橋高等学校
- 順天堂大学
- セントラルスポーツ
- 佐原ジュニア体操クラブ(6歳から15歳まで)
実績
日本国内
- 全日本高等学校総合体育大会(2019年) 男子個人総合2位、男子団体総合優勝
- 全日本学生体操競技選手権(2020年) 男子個人総合優勝、男子種目別跳馬・あん馬優勝、男子団体総合優勝
- NHK杯体操選手権(2021年) 男子個人総合優勝
- 全日本体操個人総合選手権(2022年) 男子個人総合優勝
東京オリンピック(2021年)
- 男子団体 銀メダル
- 男子個人総合 金メダル
- 男子種目別鉄棒 銀メダル
世界体操競技選手権
- 世界体操シュツットガルト(2019年) 男子団体総合3位
- 世界体操北九州(2021年) 男子個人総合2位、種目別鉄棒2位
- 世界体操リバプール(2022年) 男子個人総合優勝、種目別床2位
- 世界体操アントワープ(2023年) 男子個人総合優勝、男子団体総合優勝、種目別鉄棒優勝
日本国内外問わず、橋本大輝さんが素晴らしい成績を残していることがわかります。
男子個人総合での素晴らしい実績からもわかる通り、どの種目も安定してこなすことができるオールラウンドな器用さと、前の項目でも紹介したダイナミックを持った選手です。
種目別に見ると鉄棒が得意種目で、種目別鉄棒でも多くの実績を残していることがわかります。
このほかにも、実績が認められた結果、TEAM JAPANシンボルアスリートにも選ばれています。
シンボルアスリートとは、日本オリンピック委員会によって以下のように定義されています。
TEAM JAPANを代表する存在であり、高い競技力と人間力を持ち、誰もが憧れる象徴として、JOCが認定するアスリート。JOCのオリンピック・ムーブメント推進事業及びマーケティング活動に積極的に協力し、スポーツの価値を社会に伝える役割を担う。
https://www.joc.or.jp/symbolathlete/
まさにその実績が認められているからこそ、シンボルアスリートに選ばれているわけですね。
日本体操界のレジェンド・内村航平選手が引退した後の日本の体操界を担う期待の存在です。
これだけの輝かしい実績をもつ橋本大樹さん、幼いころから才能を発揮してきたかと思いきや、実は中学生の時まではここまで明るい将来を描くことはできなかったそうです。
というのも、橋本大輝さんが中学3年生の時に出場した全国中学体育大会では、けがの影響もあり、男子個人総合で最下位の107位という成績に終わりました。
その後の進学先の高校は、体操の強豪校、市立船橋高校。
いい成績を残すどころか、試合に出ることができるのか、それが大きな心配事だったようです。
しかしその後徐々に成績を上げていき、トップクラスの選手へと成長していきます。
2020年に開催予定だった東京オリンピックが1年延期になると、2021年のオリンピック代表選考を兼ねた「第60回NHK杯体操」の男子個人総合で見事優勝に輝きます。
そのままの勢いで東京オリンピックに出場した橋本大輝さんは、オリンピック最年少記録を塗り替える若さで個人総合金メダルを獲得し、一躍スター選手へとなったのです。
成績がふるわなかった時期もありながら、諦めずに体操を続け、見事オリンピックでのメダルを獲得した橋本大樹さん。
橋本大樹さんの素晴らしいサクセスストーリーからは勇気がもらえますし、より一層応援したくなりますね!
橋本大樹さんは2024年夏に開催されるパリオリンピックにも出場内定し、メダルの獲得に期待がかかります。
まとめ
この記事では、体操選手、橋本大輝さんの演技の魅力や、経歴・実績をまとめていきました。
橋本大輝選手は、ダイナミックな演技でオリンピックや世界体操で複数回金メダルを獲得するなど、輝かしい実績をもっています。
一方で中高生のころまでは決してトップクラスの選手とは言えず、その後の活躍から一気に体操界のスターに駆け上がったシンデレラボーイでもあります。
パリオリンピックでの活躍も楽しみですね!